『リテラチュア』の歌詞の意味

アニソン 歌詞の意味

アニメ「魔女の旅々」のオープニング曲、上田麗奈さんが歌う「リテラチュア」旅をしているイレイナ(魔女の旅々の主人公)の姿が想像できてとてもいい曲ですよね。

今回はそんな「リテラチュア」の歌詞の意味について個人的解釈を交えて詳しく解説していきたいと思います。

曲名の「リテラチュア」の意味とは?

リテラチュア(literature)の意味を日本語に翻訳すると「文学・文芸」といった意味となります。

ということは「リテラチュア」の歌詞には「」に関するワードがいくつか出てきそうですね。

では「リテラチュア」の歌詞の意味について詳しく見ていきましょう。

本を読んでいる「私」

彩られていけば幻想が
カタチあるものになるように
描いてゆける 叶えてゆけるんだ
優しく吹いた風が 古いページ捲るように
振り返るけど


「ううん、いいのよ」

冒頭の歌詞です。

「私」が本を読んでいる様子を伺うことができます。

「カタチあるものになるように」とありますから、「私」がまるで本の中に入ったかのように本に見入っている様子が想像できますね。

「優しく拭いた風が〜」のところの歌詞の意味は、本ですからページを戻して前のページを読み直すこともできますよね。ですから「私」が前のページを読み直して内容を振り替っているのでしょうね。

そしてこの「振り返る」という言葉は

・後方へ顔を向ける。振り向く。

・過ぎ去った事柄を思い出す。回顧する。かえりみる。

といった意味を持っています。

つまり本を読んでいる「私」が内容を回顧するという意味の「振り返る」と、本の中に入り込んでいる「私」が後ろを振り向くという意味の「振り返る」の二つの意味を、この「振り返る」は含んでいるのではないかと思います。

本の内容

知らないことだらけの 出会い別れの話
滲むインクをそっとなぞった

この本の内容が

・知らないことがたくさんある話

・出会いと別れを繰り返す話

ということで、「」に関する話だということがわかります。

なぜ「旅」に関する話なのかというと、旅をする過程で今まで知らなかったことをたくさん発見したり、一箇所に留まるわけではないのでいろんな人と出会っては別れてを繰り返しますよね。だからです。

そして「滲むインクをそっとなぞった」という歌詞からは、「私」が旅について書かれたその本の文字を一文字ずつ手でなぞりながら本を読んでいる姿が想像できます。

夢の中へ

どこ行くの?
…少し遠くまで
置いてきたものは夢に
好きだから選ぶ
選びながら私になってゆく


「また会いましょう、約束だから」
あなたはそう微笑んだ
「また会いましょう」小指のまじない
誰かの声がして目が覚めた

このサビの部分では「私」が寝落ちして、読んでいた本の主人公として旅をする夢を見ているということが様々な部分から想像することができます。

「どこ行くの?少し遠くまで」は「私」と旅の中で出会った人とのやりとりだと思います。

続く「置いてきたものは夢に」はおそらく旅をしていて過ぎ去った出来事は、見た夢の内容として現実の「私」の記憶に残るといった意味だと思います。

「好きだから選ぶ〜」は「私」が旅が好きなので自分の好きな道を選び、好きな町に行ったりして自分だけのオリジナルの旅をしているということでしょうね。

そして「また会いましょう〜」のところでは目が覚めそうだということに気づき、旅の中で出会った「あなた」と「また会おうね」という約束をして、「目が覚めた」とあるので約束をした後に目が覚めたということだと思います。

本に影響を受け実際に旅へ

期待されていること 見向きさえされないこと
どちらが良いの?


「…ううん、どちらも」

この2番の歌詞からは、本に影響を受けて実際に旅に出た「私」の様子を伺うことができます。

この2番の冒頭の歌詞は、旅に出発してから立ち寄った町などで「何かを期待されること」「町の人々に見向きもされないこと」のどちらも経験してみたいという意味だと思います

旅の中での「私」の思い

嬉しいし不安だし 私だって必死だし
主人公になれていますか?

嬉しいことが起きたり、不安な気持ちになったり、様々な出来事を経験しながらも必死に旅を続けているけど「そんな私はあの本の主人公みたいになれているかな?」という「私」の思いについて書かれた歌詞なのではないかと思います。

助けを求めて泣いている人物と出会う

雨が降る 一つ、一つずつ
誰もいない世界みたい
満月も見ないフリしながら
明日を待っている

この2番のサビの始まりの部分では助けを求めている人物に出会ったということがわかります。

まず「雨が降る〜」の部分ですが「涙」の比喩表現だと思います。

「満月も〜」とあるので、ある日の夜に何か助けを求めて泣いている人物の出会ったのでしょう。

そして「誰もいない世界みたい」や「満月も見ないふりしながら〜」という歌詞から泣いている人物のことを誰も助けてあげようとしていないことがわかりますね。

助けよう!!と決心する

「信じるだけで叶えられるわ」
一人はそう、背を押した
「信じるだけで助けられるわ」
一人はそう、まるで願うように


やがて青い空の上で
星は笑う

「一人はそう、背を押した」と歌詞がありますが、助けを求めている人物を周りの人々は見てみぬふりをしているという状況なので、ここでいう「一人」とは「私」の中の「私」のことだと思います(自分に言い聞かせている)。

そして「一人はそう、まるで願うように」とあり、続く歌詞で「やがて青い空の上で 星は笑う」とありますね。

「星は笑う」というのは流れ星が流れるという意味だと思います。

つまり助けたいと願っている時に流れ星が流れたということだと思います。

泣いている人物を助ける

本で見たような夜だった
雨は止み 頬をつたう
朝が来た 忘れないでいてね
旅のリテラチュア

「雨が止み〜」の部分から願いが叶って泣いていた人物を助けられたことがわかりますね。

そして夜が明け朝が来ます。

「忘れないでいてね」とあるように泣いていた人物と別れて旅を再開しようとしていますね。

旅の再開

どこ行くの?
…少し遠くまで
置いてきたものは夢に
好きだから選ぶ
選びながら私になってゆく

ここでの「どこ行くの?」は「私」に助けた人物が聞いているのだと思います。

そしておそらくここでの「置いてきたものは夢に」は、旅をしていて過ぎ去った出来事は夢に出てくるといった意味なのではないかと思います。

残りの歌詞の意味は1番のサビのところとほぼ同じだと思います。

「私」と助けられた人物との「また会おう」の約束

「また会いましょう、約束だから」
あなたはそう微笑んだ
「また会いましょう」小指のまじない
誰かを信じても良いのかな

ここでの「あなた」は助けられた人物のことでそんな「あなた」と「私」が「また会おうね」という約束をしている様子が伺えますね。

そして最後の「誰かを信じても良いのかな」では、旅の中で出会った様々な人物を信じて繋がりを広げていくことは良いことだという意味なのではないかと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか。

本に影響を受け実際に旅に出かける「私」の物語ということで、オープニング曲らしく「イレイナ(魔女の旅々の主人公)」を連想させる歌詞の内容となっていますね。

それではまたの機会に…


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